出口戦略への第一歩ですね。
日銀は今まで上場投資信託(ETF)購入を年6兆円を目安にしていたが
その目安を削除し株高局面では購入を見送り株式市場が混乱している場合に
積極的な買い入れを行う姿勢を明確にしました。
また買い入れ対象は日経平均株価連動型は外し 東証株価指数(TOPIX)連動型のみに変更。
金額は少ないものの不動産投資信託(REIT)の購入上限はそのままで原則年900億円の目安は削除となりました。
ただ昨年3月に設けた年12兆円の上限はそのままで株価が不安定になれば購入する方針なので
この決定によって株価への影響はそれほどないのではないでしょうか。
3月22日の日経平均株価は大きく下げていますが日銀の政策修正が影響したというよりは
3月中旬あたりから少しずつ上昇していたので調整が入った分もあるでしょうし
先週末米連邦準備理事会(FRB)が大手行を対象にした自己資本規制である
保管的レバレッジ比率(SLR)の緩和措置を予定通り3月末に終了すると
発表しており米長期金利の動向が読みにくいのもあったかと思います。
あと短期的には日銀が日経平均株価連動型からTOPIX連動型に変更しているので
日経平均株価への寄与が高い銘柄は売り圧力が高まるでしょう。
今回の日銀の政策修正は結局株価が下落したらTOPIX連動ETFを購入するので
それほど株価には影響はないと思いますがいつかは今後ETFは買わないと言わなくてはいけませんし
その後は現在保有しているETFを売りに出すと言わなくてはならない時期がきます。
そうなった時これまで日銀が買い続けていた莫大な金額にのぼるETFを誰が引き受けるのか。
そう遠くない未来に決断の時期が来そうです。
投資で未来に種を蒔こう。
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