日本株を購入する際は考えておく必要があるリスクです。
日経平均株価が大台3万円台を突破し株高が続いております。
株価が上がることは景気にいい影響が出ますのでいいことですが、
日本株には他の株式市場にはないリスクがあります。
それは日銀のETF購入による株価の底上げですが
日銀は市場急変時のETF積極的購入を明確化する方針です。
現在日本株を保有しているのは外国人投資家と日銀、GPIFの機関投資家などが中心です。
その中で問題となるのは日銀(中央銀行)が株式市場に直接資金を投じている点ですね。
異次元金融緩和の一環として始められたもののその金額はどんどん膨れ上がっています。
一国の中央銀行がETFとはいえ直接株式市場に資金を投じているのは異例中の異例。
既に東証一部上場時価総額で全体の約7%ほど保有していることになっています。
現在の株価は日銀の買い支えがあることによって形成されていますので
売却する意向やETF購入をやめることを口にするだけでも株価は崩れるでしょう。
しかし債券と違って株式には償還がないので売却していかない限り増え続けます。
いつか日銀はETF購入をやめなければいけないのですが
市場のボラリティが高くなることを嫌ってとりあえず続けているという状況です。
それが本来の姿であるはずなのにちょっとおかしな話です。
日銀の存在は東証一部上場企業にとっては株価が安定されるので歓迎しますし、
既に株式市場に資金を投じている投資家も株価下落のリスクが少なくなるので歓迎です。
しかし本来であれば株価が下落して割安になるはずが日銀のETF購入によって
株価が下支えされてしまい今から株式市場に資金を投じる投資家からすれば
割安で購入出来る機会損失となってしまっています。
日銀がETF購入をやめ売却に向かう時株価が暴落するのは確実であり
その暴落した時割安となった日本株に魅力が出るかもしれません。
それがいつになるのか分かりませんがそれまで日本株には手を出さず
米国株に自分の資金を投じたいと思います。
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