先日NISA口座の開設が1300万口座を突破したとのニュースがありました。日本の人口でみた場合約10人に1人口座を開設している計算になります。この割合が多いか少ないかは別としてNISA口座の開設がどんどん増えている事は良い事じゃないかなと思います。
理由としては投資はギャンブルだと言われたり、貯金しておけばいいんだという人が多いので投資への第一歩である証券口座開設が増えている事は良い事だと思います。
ギャンブルは色々種類がありますが必ず胴元が勝つようになっています。例えば競馬であれば全参加者の賭け金から胴元の取り分を差し引いてから的中した参加者に分配しています。競輪、競艇などの公営競技やカジノやパチンコなどもそうですね。こういうゲームをゼロサムゲームと呼びます。サムとは足し算の意味で全部足すと０になるゲームの事を言いますが、ギャンブルじゃなくても日本人が大好きな宝くじなどのくじもそうです。投機もゼロサムゲームですがゼロサムゲームに参加しても損をする人がいないと得をする人が出ない仕組みになっているので損をする確率が相当高くなります。胴元が取り分を取っていますので期待値はマイナスになります。
そこでゼロサムゲームではなくプラスサムゲームに参加する事をお勧めしたいです。プラスサムゲームは全部足すとプラスになるゲームです。参加者が全員得をする事もありえるゲームという事です。投機と投資の違いはここにあります。
投機はゼロサムゲーム、投資はプラスサムゲームです。投資は何故プラスサムゲームなのかというと損をする人もいますが、損をした人がいたから誰かが得をする訳ではなく全員得をする事があるからです。
例えばS&P500の数値を見てみると
只今も絶好調過去最高値を更新していますが、ほぼ右肩上がりなのでこの市場に参加している人はほとんど得をしているはずです。ただもちろん全員損をする場合もあります。直近では2008年のリーマンショックと呼ばれる株価暴落に見舞われた場合です。その際はほぼ全員損をしていると思います。そして元の水準に戻るまで2年半程かかっています。
株式投資には損をするリスクもありますが、企業の株価はその企業の価値を表します。外的要因で上がったり下がったりする事もありますが概ね企業価値に収束します。その企業が稼ぐ力が大きくなって売上が上がって利益が出れば株価もそれに応じて上昇しますのでその企業がどんどん成長していくのであればその企業に投資した投資家は全員得をするのでそういう企業を見つける事が大事であり難しい所ですね。
証券口座を開設してから1年ちょっと経ちましたがその感想として相場が良ければ全体で右肩上がりの状態なら誰でも得が出来るので自分の取れるリスクと相談しながら株式市場にお金を置いておくと将来そのお金が育っていると思います。
個別に企業を見つけるのが面倒、手間だという方は米国株式のS&P500指数に連動する投資信託かETF買っておけば問題なしです。年号も令和になったことですしやってみようの精神でチャレンジしてみてはいかかですか？？
投資で未来に種を蒔こう。
