あまり続くようであれば税制改正といった措置も取られそうです。
毎日新聞が資本金減資によって中小企業化することを記事にもしましたが
コロナ禍によって他にも大企業から中小企業へと鞍替えする例が続出しています。
東京商工リサーチによると令和2年度だけで約1,000社ほどになっていて前年比でも1.4倍と急増中です。
資本金減資は財政悪化のイメージがあるので出来ればあまりやりたくないのでしょうが
それよりも中小企業化して節税した方がいいと考える企業が多いのでしょう。
例えば減資を行った企業でいうとレオパレス21、カッパ・クリエイト、スカイマーク、毎日新聞社、JTBなどなど有名大企業も多数中小企業化しています。
中小企業には大企業と比べても経営体力が乏しいので税制の優遇を行っていますが
それを資本金減資によって中小企業化した大企業がそのまま受けるのはちょっとずるい気もしますね。
以前であれば資本金が大きい企業ほどその企業の社会的信用も大きくなりますが
最近では資本金が大きいことによる安心感はなくなりつつあります。
その結果減資によるデメリットが少なくなるのでそうなると節税効果のメリットが高まります。
それもあって大企業の減資が多くなっている状況ですね。
ただ大企業の中小企業化が今後も続く様であれば資本金の多寡で
中小企業か大企業かを判別していた現行の税制の見直しが入る可能性が高まります。
次回の税制改革大綱に注目していきたい所です。
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