緩やかに円安に向かうと予想しています。
今までであればドルが弱くなれば代わりに円が買われる展開になっていたので
円高ドル安になる場合がほとんどでしたが少しずつその状況が変わりつつあります。
ここ1年でドル指数(複数の主要通貨に対する為替レートを指数化したもの)は少しずつ下落しています。
それにも関わらず今日現在では1ドル110.69円なので円高とは言えないレートなので
円も同じく下落傾向にあると言えます。
ドルが下落傾向なのはバイデン政権が大規模な経済政策でインフレとなり
財政赤字と貿易赤字が膨らむのではないかと懸念されているからです。
では円が下落傾向にあるのは何故かと考えてみるとワクチン接種の遅れや資源価格上昇、
緊急事態宣言による経済へのダメージやそれに対する経済対策の遅れなどが考えられます。
短期的な理由は色々あるかもしれませんがそれでも『有事の円買い』と呼ばれた円の強さは
既に日本経済の停滞によって過去のものとなってきている状況ではないでしょうか?
また円高より円安の方が対処しづらい点が困るところでもあります。
行き過ぎた円高であれば日本円を売ってドルを買えば解消出来るので理論上円を刷りまくれば対処可能です。
しかし円安となるとドルを売って円を買うということになり使えるドルには限りがあるので対処しずらいです。
通貨の強さはその国の経済の強さでもあるので今後は緩やかに円安になるのではないかなと思っています。
円安になるということは円の価値が下落することを意味します。
資産の全てを円建てで持っていると資産価値も下落してしまいますので
ドル建てなどの資産を持つこともリスクヘッジになっていいと思います。
もちろん米国株式を買うのもドル建て資産なのでオススメです。
最後に2020年末時点で30年連続対外純資産額世界一位という裏付けがありますので
いきなりすぐ円が暴落することはないでしょう。
ただすぐ後ろにドイツが迫ってきており世界一位の座を明け渡すこともありえます。
もしそうなった時の円相場は少し注意が必要になりそうです。
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