【初心者向け】高配当株で人気のタバコ株に潜む甘い罠とは?

 株式投資をする上で購入時よりも売却時に株価が上昇して儲けを出す売却益と持っているだけで貰える配当金と二つ利益を上げる方法があります。いわゆるキャピタルゲイン(売却益)とインカムゲイン(配当金)です。

高配当株と呼ばれる配当利回りがいい株は色々ありますが気を付けたいのが高配当株に潜む罠についてです。

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株式は持っているだけで一定期間ごとに配当が貰えます。例えば米国株なら大体四半期毎に配当が貰える事が多いです。現在の株価と年間で貰える配当見込みで割ると配当利回りが出ます。この配当利回りが高い株を高配当株と呼んでいます。ちなみにタバコ株は高配当株が多いです。日本だとJTとか米国ならアルトリア・グループ(MO)などです。

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タバコ株は何故高配当なのかというと他の事業を進めていく上で新たに設備投資する必要があまりないしタバコは依存性が高いので何もしなくてもどんどん買ってもらえるので利益の大半を配当に回せる為です。

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しかしタバコは健康に悪い事は周知されていますしどんどん吸う人が減っています。その流れは止まらないでしょうし売上も減っていく事は間違いない。起死回生になるかと思った電子タバコ健康被害が報告されているので厳しそう。そうなれば配当に回せるお金が少なくなるので減配される可能性も高い。配当が減れば株価も下落するという悪循環に入れば目も当てられない。

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ちなみにS&P500は2019年で30%ほど上昇しましたがアルトリア・グループはほぼ横ばいで配当6%程貰えただけとなっています。日経平均も上がっていましたがJTは下げていますので配当6%貰ってもマイナスだと思います。

高配当株だからいいという訳ではないので配当利回りだけを見て投資するのはやめておいた方が賢明ですね。

投資で未来に種を蒔こう。 

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